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気味悪い恭介だ。
ブラジルのビール生産量と消費量は世界第3位だ。
ビーチで日光浴しながら、サッカーの応援や焼き肉のお供に一杯と、大勢でワイワイと飲むのが大好きだ。
その中で年々人気が上がっているのが、セルヴェージャ・アルテザナルと呼ばれる地ビールだ。
ブラジルの薄めのビールよりもっとコクが欲しい、他と一味違うものが飲みたいなど理由は様々だ。
輸入物も含め100種類以上の品ぞろえがある大手スーパーでは、地ビールの売り上げが2013年の前年比80%増以来、好調を保っている。
店頭の売り上げだけではなく、その場で作ったものを飲める店も相次いで開店している。
コーヒーやアサイ、パッションフルーツ風味など、ブラジルならではの味も作り手によって違いが出る。
日系人女性たちが作ったわさび風味は、すしとわさびの組み合わせしか知らない人たちを驚かせた。
ドイツ系男性は、材料にとうもろこしを使わない正統派でなければいけないと主張するなど、移民の子孫たちがルーツにこだわった味も興味深い。
会社員のファビオさんは「地ビール店の方がおしゃれで彼女を誘いやすいし、店のオリジナルを必ず試す」と、味比べを楽しんでいる。値段は600ミリリットルで14~25レアル(約550~980円)と普通の瓶ビールの2~3倍するが、かえってがぶ飲みせずにじっくり味わえるという。
リオデジャネイロでは、食の観光の目玉として、山間部で工場やバー巡りのツアーを始めた。
各地で地ビール講習会も人気で、家庭用製造セットを購入し、秘蔵の味に挑戦する人もいる。